【入口ガイド板の調整】
ガイド板には強い圧力がかかりますから磨耗してきます
磨耗すると逆に桟木が削れて来ますので、図のように調整して下さい
※横方向の位置を決めないとブラシや縦ローラーの当たりが変わりますから、
コンクリが落ちなかったりブラシが曲がります
★SK322型からSK33型への改良について
改良の目的は桟木に埋まったコンクリートを取り除く為です。
その為に固い毛先のブラシを使用しますが、
SK322型では桟木を強引に斜めにして移動させていますので、
SK322型のままで固い毛先のブラシに交換しても、ブラシに逃げが無いので、ブラシ面が桟木面にうまく当たりません。
M8のナットを2個だけ用意して頂ければ、電話でやり取りするだけで改良が出来ます。
(口幅13MMのスパナが2個いります)
改良した場合の入口のガイド板は単なる桟木投入の位置決めだけになりますので、摩耗はしなくなります。
入口ガイド板に桟木側面のケレンの効果が無くなっても、明らかに全体のケレン性能は上がります。
※SK33型に改良して、現在の柔らかい毛先のブラシを使用しても良いです。
※仕上げ面は柔らかい毛先のブラシの方が綺麗です。
【図1】
【図2】
★振動が大きい機械ですからジョイントは割りピンタイプにしています
★何とかすれば出来ますが、ラジオペンチが有った方がいいです
★チェーンを交換する時は、テンションボルトでチェーンを緩めて、上ローラーを上げて置くとやり易いです
【図3】※重要
●桟木が入ってない時は弛んでいるのが正常で
桟木が入っている時に張る程度と覚えて置いて下さい
※桟木が入ってない状態でチェーンが張っていると、桟木が無理に入って行きますので、機械や桟木が痛みます・ローラーが片減りします
●この状態で上ローラーの高さを変えても、チェーンの最大張りは変わりません
↑ここがわかりにくいです
●使用に伴ってチェーンは伸びて来ますから、振動が大きくなったら適時にチェーンを張って下さい
【その他の注意点】
●逆転させた時にチェーンがバタバタする時は、更にチェーンを少し張って下さい
それでも治らない時は出口のブラシを少し戻してブラシの負荷を軽くして下さい
(逆転用に幅が狭い桟木を1本だけ用意してもらうと、ブラシでの負荷を強く出来ます)
●出口のブラシを締め過ぎると湿った桟木がスリップします
【その他の注意点2】
●汚れていない湿った桟木を通すとスリップします
(ブラシが開放状態であれば全くにスリップしません)
モーターを回しながら、詰まった桟木の端をバタかボンコチで叩いて下さい
正転でうまく行かないかやりにくかったら、逆転でやって見て下さい。
この時に上ローラーを上げたり下げたりしないで下さい・取り出しが余計に難しくなります
(※可能で有れば)出口のブラシを開放すれば簡単に桟木が取れます
どうしてもうまく行かない時は機械をいじらずに電話して下さい
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【過去の修理例】
●縦ローラーのベアリングが破損した
この部分はベアリングが横に付いてますのでゴミが溜まりやすいのですが
錆びた機械のベアリングを交換するのは大変ですから、縦ローラー部をアッセンブリーとして送ります
●チェーンが切れた
機械の振動によりジョイント部がどこかに当たったのが原因です
400Wのモーター馬力ではチェーン自体は切れません
チェーンとジョイントを送ります
●チェーンが外れた
チェーンが緩み過ぎると外れます
元に戻して下さい
気付かずに長期使用した場合はテンションボルトの先端の軸が磨耗していますので、
テンションボルトとチェーンを送ります
(最近の物は改善しています)
●モーターが回らない時がある・回らなくなった
起動用コンデンサーの劣化が原因ですが、モーターの交換になります
一旦回ると正常な力は発生しますから、桟木を差し込んでバタで叩いてモーターを回せば良いです
○ローラー高さ調整ボルトが折れた
使用者がベアリング固定ボルトにガタがあると思って、それを締めたのが原因
スプリングで力を吸収しなくてモロにボルトに圧縮の力がかかります
各所のボルトのガタは不用意に締めないで下さい
○ブレーカーがよく落ちる
10Aのブレーカーに変更して下さい。ブレーカーを送ります
(どこも悪くないのにブレーカーがよく落ちると言う現象が発生しまして、
モーターをメーカーにて検査してもらった所、このモーターの定格電流は6Aだと判明しました)
(最近の物は改善しています)
●ブラシ取付部が曲がった・折れた
ブラシの取付が緩んでブラシが飛び出したのが原因
取付ナットとM10スプリングワッシャを送ります
【電気回路図】
SK322部品表
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【参考図集】